さてクリスマスも過ぎたわけですが、皆さんいかがお過ごしだったでしょうか。私はいたって平凡ないつもと変わらない一日でした。でも彼らは違ったようです。その時の会話をこっそり盗聴していたので、みなさんにお披露目しようかと思います。
[0回]
[レスタトとルイ]
レスタト(以下レ)「ルイー!メリークリスマース!!」
ルイ(以下ル)「・・・・・・なにその格好?それにこの料理の山・・・シェフまで呼んで」
レ「オーダーメイドで作らせたんだ。クリスマスと言えばサンタだろう?後でクロウディアにもとびっきりのプレゼントを渡しにいかないとな」
どうやら、レスタトはサンタの格好ではしゃいでいたようです。食べられもしないのにシェフまで呼んで大きなケーキと贅沢な料理を用意した様子。ルイも呆れています。
ル「プレゼントはいいけど、この料理はもったいないよ。何で君はそうやって食べられないものに無駄使いをするんだ?」
レ「テーブルの上が何も無かったら寂しいだろう?人間の死体を並べるわけにもいかないし(苦笑)」
ル「・・・・・・ッ!!」
ガタンっと大きな音がしました。たぶん冗談の通じないルイが嫌悪感で立ち上がった音でしょう。
レ「待て!私は君を喜ばせようと思ってしたんだ!・・・君は普通の・・・人間の暮らしを望んでいる。だからせめて形だけでも・・・と、軽率な発言は謝るよ。だから座って、頼むよ・・・。」
ル「・・・・・・」
レスタトの必死な懇願にルイも心動かされた様子です。小さな音を立てて椅子に座りなおしました。
レ「さ、グラスを取って。」
ル「・・・これは?」
レ「大丈夫、馬のだ。致死量は抜いていないよ。今は貧血で倒れているかもしれないがね(笑)」
ル「しょうがないなぁ・・・」
チンっと軽快な音が聞こえました。
レ&ル「メリークリスマス」
レ「愛しているよ、ルイ」
レ「ところで、もう1人のサンタは今頃どうしているだろうかね?クックック・・・」
[ゲイルとエクシオール](エクシオールは潮海キャラ)
ゲイル(以下ゲ)「え、エクシオール・・・!今日その・・・俺とで、で、でー・・・・・・・・・///////うぉぉおおおりゃりゃりゃあああああ!!言えるかボケェ!!」
エクシオール(以下エ)「氷柱相手に暴れてないで、早く用件を言えって」
どうやらゲイルがエクシーをデートに誘いたかったようです。まぁたぶん言えないんでしょうけど(笑
ゲ「・・・・・・ぜはーぜはー・・・その、今日空いてるか・・・?」
エ「別に?何も予定はないけど」
ゲ「こ、こんな日に悪ィんだけど、また修行つきあってくれねぇかな・・・」
はい、お決まりの"修行"。いい加減ちゃんとデートに誘えよ。
エ「ん、いいぜ」
ゲ「!じゃあ準備してくっから30分後にここでな!」
エ「慌ててコケんなよ?(苦笑)」
ばたばたばた。凄まじい勢いと赤い顔で通りを疾走してるのが目に浮かびます。ぱたん。どうやらゲイルが部屋に戻ってきた様子。
ゲ「さて・・・と。大家のあんちゃんから"クリスマスにはこの服で恋人とデートしたまえ。きっと相手が喜んでくれるよ"と手紙と服が送られてきたけども・・・これ、マジで着るのか?いやでもエクシオールが喜ぶなら・・・」
ごそごそ、ぱたん。タタタタタ。
ゲ「はぁっ・・・はっ・・・ま、待たせたな!」
エ「・・・・・・・・・」
ゲ「?」
エ「お前、俺をバカにしてんのか?そんなダボついた格好で修行する気かよ」
ゲ「あ・・・・・・」
修行という口実で誘ったのを忘れてたゲイル。お馬鹿さん。ぽかーんとしてるゲイルに思わずエクシー吹き出しました。
エ「・・・・・・プッ。今更戻って着替えてくるの待ってるのも時間の無駄だし、今日は街でも歩こうぜ」
ゲ「・・・・・・(脳内整理中)」
エ「あ、あっちでケーキ売ってる!うまそ~!ほら行くぞゲイル!」
ゲ「・・・・・・・・・・・・(デート!!)←ピコーン」
どかばきぼぐぁ。照れ暴走で街中の箱(かな?)を壊しまくるゲイル。
エ「だから修行はもう今日はいいって。街を破壊するな」
エ「それと・・・それ似合ってるぜ(くすっ)」
[ロッツとミシェル](ロッツは潮海キャラ)
ミシェル(以下ミ)「まったく・・・何が"家でパーティをするからお前もくるんだ"ですか。僕なんかにクリスマスは無縁だってのに。クリスマスってのは裕福な家の人間が祝うイベントでしょう?そこにお呼ばれして施しを受けるのなんてごめんだね・・・」
ぶつぶつ言いながらも、そこはもうロッツの家のようです。使用人らしき人と話して、中に通された様子。きぃ、ぱたん。
ミ「あの・・・ロッツさん?何で僕を呼ん・・・」
ロッツ(以下ロ)「あぁ、もう来てしまったか。すまないな、まだ仕事が残っていてツリーの飾りつけも終わってないんだ。やっといてくれないか?」
ミ「何で僕がそんなこ・・・」
ロ「飾りはツリーの足元の箱に全部入っている。好きに飾りつけていいぞ」
ミ「もう、全然人の話を聞いてくれない・・・」
ミシェルはしぶしぶと飾りつけ始めたようです。
ミ「うわ、凄いキラキラしてる・・・」
かちゃかちゃ
ミ「わわっ絡まった!」
ふぁさふぁさ
ミ「ん?PUSH?・・・何だろ」
ぽち
チャッチャラチャ~ラ~チャ~ラ~♪
ミ「!?!?」
ロ「クスクス、それはトナカイの鼻を押すとオルゴールになるのだよ。面白いからとエクシオールが買ってきた」
ミ「音が鳴るなら鳴ると先に言ってくださいよ!驚いたじゃないですか!!」
ロ「・・・楽しそうだな」
なんだかんだ言いながらも、初めての体験に楽しんでいる様子のミシェル。それを察したか、ロッツは小さく笑っていました。
ミ「なっ!!別に楽しくなんかないですって!///」
ロ「そうか」
何事も無かったかの様にペンを走らせる音が再び室内に響きます。
ミ「まったく・・・なんで僕がこんなことを・・・」
そしてこちらも何事も無かったかの様に飾りつけを再開。でも、聞こえてくる音は少し軽快に感じられました。
[幼馴染トリオ]
アルジャン(以下ア)「メリークリスマーーーッス!!」
すぽーーんと爽快な音が聞こえました。たぶん、シャンパンの栓を開けた音でしょう。
サージェ(以下サ)「!」
栓の抜ける音の後に水の音が聞こえました。たぶん勢い余って中身がサージェにかかったようです。
リアン(以下リ)「ははは、塗れてるサージェもなかなかいい」
サ「ふざけ・・・」
ア「あっはっは、クリスマスなんだふざけようぜ!」
リ「アルの言うとおりだよ、少しくらいの羽目は外したって構わないさ」
サ「・・・・・・・・・ふ、そうだな(くすっ)」
リ「ところで、サージェ。私にプレゼントは無いのか?」
サ「ある。もちろんアルにもな。だがまだ早い(にやり)」
さっきのお返しと言わんばかりにサージェがぴしっと言いました。
リ「くっ、サージェに焦らされるとは思ってもみなかったよ(苦笑)」
ア「サージェのけちー!めっちゃ気になるじゃんかよー!じゃあ俺もまだナイショ」
三人の笑い声が聞こえます。そしてがさがさと音がして、グラスにシャンパンを注ぐ音。
サ「さぁ、まずは乾杯だ」
リ「そうだった」
ア「あー、待った!サージェが飲むのは俺が酔いつぶれて寝てからな!!じゃないと超▓▓▓▓で▓▓▓▓▓▓▓▓でリアンに▓▓▓▓ちゃうからパーティー台無しになっちまう!!」
サ「アル!!・・・・・・安心しろ、こっちの瓶はノンアルコールだ」
リ「なんだ、つまらない」
サ「リアン!!」
リ「冗談だよ、聖なる夜はお前にも正気でいてもらいたい。後で見せるとっておきのプレゼントのためにもね」
軽くちゅっという音が聞こえました。たぶんリアンがサージェにキスをしたんでしょう。
ア「ははははっ、はいはいいちゃつくのは後にしてかんぱーい!」
リ&サ「メリークリスマス」
楽しい夜を過ごした様です。残念ながらこの後テープの残量が無くなってしまい、アルが酔いつぶれた後のリアンとサージェの甘い夜の会話は録音が出来ませんでした。各自ご想像にお任せ致します。
みなさんの家門の開拓者達はどんな夜を過ごしたのでしょうか。そしてみなさんは。盗聴なんて犯罪まがいの行為をしている私なんかとは違って、きっと素敵なひと時をお過ごしになった事でしょう(笑)←いや、本当に盗聴なんかしてないからねwそういう体で話進めてるだけだからねw